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もみの木のいえ
泉佐野市のグループホーム
『もみの木のいえ』です。
全ての利用者様に適切な認知症ケアができるように、
職員一同日々努力しております。
詳細は『ワムネット もみの木のいえ』で検索。ご見学の際はご一報を!

「場」をつくる

介護の研修などで、
「人にとって居場所があることって大切なので、
事業所においてもそれぞれの利用者さんにとって、
居場所があるかを確認してみて、
もしなければ工夫して作ってみましょう。」
などと教えてもらったことがよくあって、
その度にあれこれ考えながら試してみるも、
もみの木自体が狭すぎて工夫できる余裕がないのか、
そもそも私自身の考えが甘すぎたのか、
ほとんど上手くいきませんでした。

また「場をつくる」というテーマのシンポジウムのレポートや、
ブログを拝見させてもらったりしていると、
それぞれの立場や環境によって、
上手く進められてる方もいれば、
苦労されてる方もいたりと、
「場」といっても様々だし、
絶対的な答えのあるものでもないようです。

では「もみの木のいえ」という場は、
どんな場なのかな?と考えてみました。

以前は、前述の研修で学んだことを、
何とか取り入れようと必死に考えてました。
でも挫折して、あきらめて、
そのまま忘れてしまおうとしてたかもしれません。

でも今年に入って、
改めてもみの木の様子を観察してみて、
他の形態の介護事業所を見せていただいたり、
他のグループホームを見学させていただいたり、
お話を聞かせていただいてるうちに、
もしかしたらこれってもみの木の特徴?って、
思えるように感じたものがありました。

それは「時間の流れ方」でした。

もみの木のいえの利用者さんの一日は、
本当にゆったりのんびりとしています。
朝は9時になってもお一人しか起きられていないことも多く、
起きられた順番に朝食を食べていただき、
夜もそれぞれ自分のペースで着替えられ、
寝たい人はそのまま眠られたり、
お部屋やリビングでテレビを観て過ごされる人もいます。

昼食や夕食も、
体調の具合やお昼寝などでその時食べたくなければ、
無理矢理時間に合わせて食べていただくことはせず、
起きてこられて食べたくなったら食べてもらってます。

えっと・・・
ここまで書いて気付きました・・・
そんなに特別な事じゃないですね・・・
当たり前のことしか書いてない・・・(笑)

あ、でもそんな事を言いたいのではなく、
この時間の流れ方っていうのは、
実はもみの木のいえという場を作る時に、
一番大切なものじゃないかと感じたんです。

ご存知の方も多いかと思いますが、
私は元々介護や福祉とはほとんど縁のない生活を送り、
もみの木のいえを設立したのも、
父親に半ば強引に勧められたからで、
その時に初めて介護のための資格を取り、
右も左もわからないまま運営を始めながら、
この仕事は私には務まらないだろうと思ってました。

でももみの木のいえでお年寄りと過ごしてるうちに、
子供のころ、おばあちゃん子だった自分を思い出しました。

小学校からおばあちゃんの待つ家に帰ると、
隣のおばあちゃんが、うちに遊びに来てました。
次の日はまた別の隣のおばちゃんが遊びにきて、
またその翌日には別の近所のおばあちゃんが来てました。

冬場は七輪で焼いた餅を食べてたり、
夏はかき氷を食べてたり、
秋にはおばあちゃんの育てた菊の大輪を眺めてたり、
奇数月には相撲を一緒に見てたりしました。

習い事のない日や友達と遊ぶ約束のない日は、
私もそんなおばあちゃんたちと一緒に過ごしてました。
おかげで現役の北の湖も見てましたし(笑)、
相撲のファン歴も長くなりました。

そんなおばあちゃんたち、
家に帰れば息子さんやお孫さんもいるはずなのに、
夕食の支度や家事のことなど気にするそぶりもみせず、
相撲が結びの一番が終わるまで慌てることもなく、
終わったら、そろそろ帰ろかな?って感じで、
のんびりと帰って行かれてました。

そんなのんびりとした懐かしい時間の流れを、
今、もみの木でも感じられるようになりました。

グループホームって、
利用者さんが生活を営む場所で、
一般的なデイサービスや訪問介護などと違って、
時間的な制約がほとんどなく、
利用者さんそれぞれが自由に時間を過ごせて、
それなりに年を重ねていける場所かなって思います。

自宅のように過ごしてください・・・って、
建物の中には赤の他人が何人もいるし、
4畳半程度の部屋で寝泊まりさせられて、
私たちのような若造にあれこれ言われながら、
グループホームを我が家と思えっていうのは、
かなり無理があるし、
恐らく妥協されてることも多くあるはず・・・

そんな利用者の皆さんに対して、
物理的にも、空間的にも、
それぞれに快適な場はまだ作れてないけど、
時間的な場だけは作れたかもしれない。

いや、まだかな。
でもたぶんあともう少し。

あ、日常と非日常の時間の使い分けも考えなきゃ・・・
やっぱまだまだかな?
って、若造が作ろうとしても無理やね。
お年寄りの時間はお年寄りにしか作れんもんね。
ってことは、
もみの木のいえの時間の流れはお年寄りが作る。
ってことは、
もみの木のいえという場を作るのは、
お年寄り!

じゃああとはお任せしよう(笑)



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